不登校、発達障害、学習障害、多動・不注意、ASD、アスペルガー障害などの教育相談と学習室 
           NPO法人 SKCキッズカレッジ 

   発達・教育相談   

  発達・教育相談とは?

      SKCキッズカレッジの発達・教育相談の基本的考え方
 発達障害、学習障害のある子どものが「安心と自尊心」に基づいて自ら学び判断する主体となるための可能性と
 その方法や手順をを明らかにするために必要な事前の取り組みです。


 1,まず、全体的な発達の状態を把握するために必要な諸検査と日常の生活の様子の聞き取りを行います。

 2,次に、特に学習の困難の有無、その程度や状態を把握するためのいくつかの個別検査を行います。   
   
ADHDやASD(自閉症スペクトラム)などの診断がある場合、不登校傾向がある場合などには
   必ず学習の状態を把握する検査をおこなうことが必要です。

 3,あわせて、描画、手指の操作性、身体のバランスなどの様子も把握します。                  

   
検査は、学校心理士や特別支援教育士、臨床発達心理士などの資格のある専門スタッフが行います。

 4,<認知的アセスメント=教育的診断>ではありません。                                 
    
教育的診断は、発達の長期的見通しを立てるために必要不可欠ですが、
    心理的アセスメントとから直接導き出せるものではありません。      
    心理的アセスメントと教育指導には質的な違いがあります。   
     

  教育指導に必要なアセスメントとは?
 
   3つのアセスメント

 通常、アセスメントは心理学的な認知的アセスメントないし医学的アセスメントを指すことが多いですが、発達的・教育的アセスメントはそれだけではありません。
 次の3つの質的に異なるアセスメントが必要です。

 1,第1のアセスメントは、認知的アセスメントなどの諸検査です。
 2,第2のアセスメントは、子どもの主体的、主観的な状態、人格的発達の側面のアセスメント
     ここでは、中心は子ども自身が自分の困難、苦手さ、得意なところなどをどう感じ、理解しているか、どのように身体的、心理的に反応(反発・否認など)しているか
     などの様子を共感的に把握します。
     発達的・教育的アセスメントの中心は、ここにあります。
 3,第3のアセスメントは、個々の子どもの学習や教育的見通しにかかわる環境的条件に関する情報収集、把握を行います。

 これらの全体が、発達的・教育的アセスメントです。
 多くの場合、第1の認知的アセスメントで終わっていますが、そこから教育指導の見通し、方法は明らかになりません。

  読み書き困難(障害)など学習困難(障害)のアセスメントの独自の課題と方法
 
 学習困難(障害)は、一部で言われているような「軽度」の発達障害とは限りません。
 ひらがなの読み書き、低学年漢字、繰り上がり繰り下がりなどの計算でつまずいた場合、しっかりしたアセスメントに基づいて長期的見通しを持った適切な指導が不可欠です。
 こうした重度の学習障害は、学年が上がっても自然に改善することはありません。できれば、低学年からしっかりした指導が必要です。
 学習障害の指導にとって必要なことは、学習の指導だけではなく、むしろ障害認識、自尊心、目的意識、対人関係、情緒的安定などが重要です。
 「安心と自尊心」「まちがえても大丈夫」「むやみに頑張らない」などが保障される学習の中で、高校生で大きな飛躍を遂げていきます。
 特にアスペルガー症候群の特性のある子どもたちはその良さが生かされ、障害はそのまま「個性」に転化していきます。


 学習障害は、WISCなどの認知的検査だけではわかりません。また、他の発達障害と異なり、行動観察のみで把握することはできません。
 読み書き、計算など学習の状態を直接アセスメント(検査)することが必要不可欠です。

  具体的なアセスメントの方法
 1, まず、全体的な発達と知的理解の状態を調べます。
  WISC知能検査、K式発達検査、K-ABCなどの認知的検査などを使います。
  これらの検査で発達領域間、認知領域間にアンバランスがあることがわかることもあります。
  しかし、これらの検査で読み書き障害、算数・計算障害等の個々の学習障害の有無、状態はわかりません。
 
2,次に、想定される読み、書き、計算、英語などの個別の学習領域の状態を把握するための検査を行います。
  学習障害の有無、特徴などはこれらの検査で初めてはっきりと把握することができます。
  読み書き障害については、その前提・土台になる力である音韻意識の状態を丁寧に調べます。音韻意識とは、言葉(単語)の意味ではなく、音に注意を向ける力です。
 
3,その他、発達の全体的な力を見る検査を行います。
  これには、描画、運動バランス、多動性、対人関係なども含まれます。
 
4,現在の発達の把握するために、小さいときからの子育ての様子、家庭での様子、学校での様子、兄弟関係なども聞き取ります。
  
これらの結果を総合して、子どもの発達の全体像を把握します。

  「安心と自尊心」、「自己認識」は、アセスメントでも教育指導の場でも絶対的必要条件。

  子どもの発達には、安心できる人間的関係、長期的な見通し、十分な時間的保障が不可欠です。
 

 欧米にあるようなLD学校、ADHD学校、アスペルガー学校などが日本でも今すぐにでも必要です。

 学校で大きな困難をかかえ学校嫌いや不登校になっている子どもたちに在籍学校と連携しながら時間数は不十分でも「もう一つの学校」を提供します。

  アセスメントの結果に基づいて、指導の方向性などを提案させていただきます。

 SKCキッズカレッジの教育相談と学習室入会には区別があります。教育相談は、相談申し込みがあれば誰でも対応してアセスメントの実施と結果の報告をさせていただきます。
 キッズカレッジ学習室への入会については、必要かつ適切な教育指導の課題について相談させていただいた後で、改めて入会手続きが必要となります。

       教育相談 → 結果報告 (学習室の説明)→ 学習室入会


 SKC学習室は、会員制(有料)です。 

 会員になっていただいてからの検査、学校との関係の取り方、家庭学習の方法、接し方、塾や家庭教師の問題、個別の相談など、さまざまな問題に、会員サービスとして無料で応じます。
 

 滋賀大キッズカレッジ学習室の指導理念     学習指導に「安心と自尊心」を貫くSKCメソッド
 
 
 
子どもが苦手としている学習にこそ、「安心と自尊心」を貫くことが必要です。

安心と自尊心」、自己認識主体的に考える力の形成を中心とする指導が有効です

個別スキルの機械的訓練でなく、

子どもの主体的学習を基に
自己認識考える力
の形成を中心にした指導を行います。
子どもたちは「ここはゆっくり考えられるからいい」と言ってくれます。



 子どもの声

 「早く、キッズの学校を作ってほしい。」(Tくん、Kくん)

 「キッズの勉強はこんなに楽しいのになぜ学校は楽しくないの」(Sちゃん)

 

学習室は会員制です。アセスメントの報告の後で、希望される方は入会申込書をご提出願います。

  学習室の会員となる前に、SKCキッズカレッジ学習室の教育相談・アセスメントを受けていただきます